晴耕雨読

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[SQLServer] SQL Serverへ別PCから接続できるようにする

SQL Serverを導入するときに別PC(クライアント側)からDBにリモート接続する方法についての備忘録。

まず、サーバには SQL Server と SQL Server Management Studio (SSMS) をインストールする。 SSMS は日本語版もあるので、日本語が好きな人は日本語版をダウンロードする。

DB設定

次に、サーバ側でSSMSを起動してデフォルト値でログインする。

  • サーバ名:PCName\SQLEXPRESS
  • 認証方法:Windows Authentication

接続後、DBの設定を行う。

  1. DBのプロパティ > セキュリティ から、サーバ認証を「SQL Server認証モードとWindows認証モード」に変更する。
  2. DBのプロパティ > 接続 から「このサーバーへのリモートサーバ接続を許可する」にチェックが入っていることを確認する。
  3. DB > セキュリティ > ログイン を右クリックして「New Login…」をクリックする。
    • ログイン名を「SQL Server認証」とし、パスワードに自分の好きなユーザ名とパスワードを入力する。
  4. DB > セキュリティ > ログイン 直下に追加したログインユーザが存在することを確認する。

(ログインユーザを追加しただけだと、テーブルをSELECTする権限すらないので、あとで各種権限を追加してあげます。)

SQL Server

次に、SQL Server の設定を行う。

  1. SQL Server 構成マネージャーを起動する。
  2. SQL Server 構成マネージャー > SQL Server ネットワークの構成 > SQLEXPRESSのプロトコル を選択する。
  3. TCP/IPを有効にする。
  4. TCP/IPのプロパティ > プロトコル
    • すべて受信待ち:はい
  5. TCP/IPのプロパティ > IPアドレス
    • IPALL > TCPポート:1433
  6. SQL Server 構成マネージャー > SQL Server のサービス > SQL Server再起動

SQL ServerBrowser

SQL Serverと一緒にインストールされる SQL ServerBrowser の設定も行う。

  1. SQL Server 構成マネージャー > SQL Server のサービス > SQL ServerBrowser起動
  2. サービス > SQL Server Browserのプロパティ > スタートアップの種類:自動

Windows Firewall

最後に、Windowsファイアウォールの設定を行う。

  1. 詳細設定 > 受信の規制 > 新しい規則…
    1. SQL Serverの通信設定
      • プロトコルおよびポート:TCP/1433
      • プロファイル:ドメイン、プライベート、パブリック
      • 名前:SQL Server (tcp/1433)
    2. SQL ServerBrowserの通信設定
      • プロトコルおよびポート:UDP/1434
      • プロファイル:ドメイン、プライベート、パブリック
      • 名前:SQL ServerBrowser (udp/1434)

動作確認

固定IPを設定してから、確認を行う。

  1. サーバ側でSQL Serverに以下で接続できるか確認する
    • 認証方法:「SQL Server認証」
    • サーバ名:「固定IP\SQLEXPRESS」
    • ユーザ名・パスワード:自分で設定した値
  2. クライアント側でSQL Serverに以下で接続できるか確認する
    • 認証方法:「SQL Server認証」
    • サーバ名:「固定IP\SQLEXPRESS」
    • ユーザ名・パスワード:自分で設定した値

1.で失敗する場合はDBのインストール・設定ミス、 2.で失敗する場合はファイアウォールやSQL ServerBrowserの設定ミスが考えられます。

以上です。

参考文献