インターネットへのTCP/22ポートの通信が拒否されているときに、GitHubとSSHでgit pullやgit pushしたいときの対処法について説明します。
TCP/22ポートでSSH接続ができるときは、22番ポートに接続するとSSHのバージョン情報が返ってきます。逆に接続できないときは何も表示されません。
$ telnet github.com 22
SSH-2.0-babeld-dd067d10
GitHubでは22番ポートの代わりに443番ポートでもSSH接続することができます。 接続先を「ssh.github.com」、ポート番号を443にして接続できるかは以下のコマンドで確認できます。
ssh -T -p 443 git@ssh.github.com
接続できることを確認したら「~/.ssh/confg」に以下の設定を追加します（IdentityFileはGitHubのSSH公開鍵認証で使用している秘密鍵を指定してください）。 以下の設定を追加することで、github.com への通信が ssh.github.com に自動的に切り替わります。
Host github.com
HostName ssh.github.com
Port 443
IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519
User git
最後に、接続先を「github.com」にして通常通りSSH接続できればOKです。
ssh -T git@github.com
以上です。