AWSで設定して権限を付与することで、IAMユーザで請求コンソールが表示されるようになります。 ここでは、AWSで請求コンソールを表示させる設定手順について説明します。
1. 請求情報へのアクセス有効化
- ルートユーザ(管理者)でログインします。
- ナビゲーションバーの右上にあるアカウント名を選択し、「アカウント」を選択します。
- 画面をスクロールし、「IAMユーザー/ロールによる請求情報へのアクセス」を編集します。
- 「IAMアクセスのアクティブ化」にチェックを入れて「更新」します。
2. IAMポリシーの付与
ルートユーザで、ユーザに請求情報にアクセスできるIAMポリシーを付与します。
- IAM > ユーザ で対象のユーザを選択します。
- ユーザの許可タブまたは所属しているグループ名の許可タブから「許可を追加」を選択します。
- 以下のポリシーを追加します(必要に応じて一部省略可)。
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AWSPurchaseOrdersServiceRolePolicy
- AWS請求コンソールと発注コンソールへの完全なアクセス権限。このポリシーにより、ユーザーはアカウントの発注書を表示、作成、更新、削除できます。
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AWSBillingReadOnlyAccess
- AWS請求コンソールを表示するためのアクセス権限。
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Billing
- AWS請求コンソールと AWS Cost Management コンソールを表示および編集する権限。このポリシーの権限には、アカウントの使用状況の表示、予算および支払い方法の変更が含まれます。
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- ルートユーザをログアウトし、IAMユーザでログインして、請求コンソールにアクセスできれば確認完了です。
参考資料
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IAM tutorial: Grant access to the billing console - AWS Identity and Access Management
- Step 1 〜 2 が請求コンソールへのアクセス権限付与手順になります
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Using identity-based policies (IAM policies) for AWS Billing - AWS Billing
- 付与する許可ポリシーの一覧とその説明です。