Rocky LinuxにおいてnmcliコマンドでIPアドレスを固定化する方法について説明します。
まず、nmcli conn コマンドを使って、接続名を確認します。
~]# nmcli conn
出力例:
NAME UUID TYPE DEVICE
ens34 4ed2aeab-361d-33d4-8fd4-6d88be4db85c ethernet ens34
lo f706fa18-8bff-4294-8ed5-6b48e74ecfd4 loopback lo
次に、IPアドレスを固定化します。 先に、ipv4.addresses でIPアドレスを指定し、その後に ipv4.method を manual (手動) に設定します。 設定順が逆になるとエラーになります。 設定が終わったら、nmcli conn up で設定を適用させます(nmcil conn down は不要です)。
~]# nmcli conn mod ens34 ipv4.addresses 192.168.11.190/24
~]# nmcli conn mod ens34 ipv4.method manual
~]# nmcli conn up ens34
nmcli で設定した後は、ipv4.method が auto (自動) から manual (手動) に変化し、指定したIPアドレスが表示されます。
~]# nmcli conn show ens34 | grep -E 'ipv4.method|ipv4.addresses'
出力例:
ipv4.method: manual
ipv4.addresses: 192.168.11.190/24
ip addr コマンドで、実際に割り当てられたIPアドレスを確認して、IPアドレスが変化すれば成功です。
~]# ip a
出力例:
2: ens34: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
link/ether 00:0c:29:30:b6:86 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
altname enp2s2
inet 192.168.11.190/24 brd 192.168.11.255 scope global noprefixroute ens34
valid_lft forever preferred_lft forever
以上です。