社会人4年目になったので、新人時代の自分にアドバイスしてあげたいことを備忘録としてブログに書き留めたいと思います。
辞めたくなる時期は3日目、3ヶ月目、3年目
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3日目 : 入社前のイメージと現実とのギャップを感じて、この先やっていけるだろうかという不安に襲われるかもしれないです。 周りにも馴染めず、逃げ出したくなるかもしれないです。 だけど、まずは1週間頑張ってみてほしいです。 失敗してはいけないとか、誰かの役に立ちたいとか、そういう考えはいったん横に置いて、迷惑と思われることを恐れずに、とにかくいろんな人に聞いて回ってください。 問い合わせしてきたお客さんに聞いてもいいです。 誰も「こんなことも知らないの」とは言わないし、わからないと声を上げれば丁寧ではないけど教えてくれます。 一回の説明でわからなかったら「詳しくなくてすみませんが、」と聞いていけばいいです。 「ちなみに、」とかで知りたいことをもっと引き出せるようになれば一人前です。 相談しやすい人を見つけるのも大切です。 そうやって得られた情報はどこかにメモして置いて、後から見返せるようにしましょう。 そして新卒の場合は同期を大切にすること。最初の数週間を乗り越えるための心の支えになるはずです。
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3ヶ月目 : 周りの先輩たちと自分の知識や能力に果てしない差を感じて、本当にこの先もやっていけるのだろうかと言う絶望感に襲われるかもしれません。 プログラミングだけが仕事ではなく、 自分が期待していたものとは違う業務をやらされ、思い描いた理想とは離れていて、会社を辞めたくなるかもしれないです。 だけど、まずは半年間頑張ってみてほしいです。 作業の見積もり予測できないのは当然で、予定の2倍かかっても、誰でも最初はこんなもんだと割り切ることが大事です。 先輩の時間を奪っている申し訳ない気持ちでも、後輩への指導能力を向上させるために、逆に私が先輩を育てているんだ!という気持ちで接しましょう。 少しずつ仕事のことがわかってくると思うので、その中でいかに効率よく作業するかという部分で面白さが見つけられると、仕事を続けていくための心の支えになるはずです。
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3年目 : 人や仕事にも慣れてきたけど、毎日が単調で面白くないと感じるかもしれないです。 早く仕事を片付けても他の遅延しているタスクに割り当てられ、自分が会社の1つの駒として良いように扱われて、会社は自分のことを大切にしていないと感じるかもしれないです。 自分自身のキャリアについてしっかり考えてみて、次の目標が決まったら転職とか考えてもいいでしょう。 仕事にも慣れてくれば新人の時よりは余裕ができるし、今の会社で働きながら次の目標に向かって情報収集をしたりしてみましょう。 会社に認められるよりも、社会に認められることのほうが大切です。広い視点で物事を見て、今の会社だけでしか通用しない人にならないようにしましょう。 そうすれば、自然と明るい道が待っていると思うし、そこに面白さを見つけることができるはずです。
早く仕事を終わらせようとしない
早く家に帰りたいと思うあまり仕事を雑にこなしてはいけないです。 周りの先輩たちが見積もる工数に合わせるために、仕事を雑にこなして完了としないでください。 残業をたくさんしようとは言わないけど、いつでも仕事を丁寧に行いましょう。 パッと見て正しい結果と思っても、細かく見ると違う結果かもしれないです。 お金の話になると人は変わるので、特に金額などのお金に関わる計算や出力は慎重に慎重を重ねましょう。 仕事に慣れない内は多くの時間を投下できるように心と体の準備をしておきましょう。
早く仕事を終わらせても、完了報告をすれば次の仕事が割り当てられるため、 自分の中では頑張って予定工数よりも短い時間で結果を出せたとしても、それは大して評価されません。むしろ品質が低下しているのではないかと疑われてしまいます。 なので、工数に余裕があるときは、完了報告を少し後回しにして、自分の業務で得られた知見のメモの整理や技術調査などの時間を使いましょう。 次回同じような仕事が振られたときにすぐに対応できるように、自分のスキルや知識を磨いていくことが大切です。
仕事ではいろんな作業が割り込みで発生します。作業発生順に早く仕事を終わらせようとすると、本来の作業が全然進まない時があります。 そんな時は、割り込み作業から一旦距離を置いてみましょう。 常に仕事を受けるときには「優先順位」と「期限」を意識しましょう。類似する作業は、あとでまとめてやるようにすると効率よくできると思います。
仕事の意味付け
あなたがお金のために働いている訳ではなく、やりがいのような没頭できる何かや、価値観を共有できる仲間を欲していることは十分理解しています。 すでに社会は成熟しており、仕事で「達成」や「快楽」といったモチベーションは感じにくいかもしれません。 先輩たちは常識という名の制約に縛られていて、楽しくなさそうに働いていて、そこに希望を見出せないかもしれないです。 本当にやりたい仕事とは何だったのだろうか。 本当にやりたいことだけでは生きていけない。好きなことで生きている人達がまぶしく見えるかもしれないです。
好きな仕事であれば、没頭できるし、残業時間も気にならないだろう。自分の人生の最大稼働時間の配分をどのように仕事とプライベートに割り振るか、という話に結局は行き着くと思います。 好きなことが少しでも仕事に反映できるのなら、それが生きがいや生きる理由になるかもしれません。 仕事が好きとか仕事が楽しいと思える意味付けを自分自身でできるようになれば、それが本業であっても副業であっても大きな成長です。
できるかどうかわからないけどとにかくやってみよう、そして挑戦すること自体が楽しい、そう思える人こそ、仕事にも前向きで仕事を楽しみながら続けていけるのだと思います。
アドバイスは以上です。新社会人としての健闘をお祈りしております。