TRANS.Bizからメールの表現に関する日本語表現の記事だけを収集して重要そうな部分と例文をまとめたものです。
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あしからず
- 意味は「どうか悪くとらないで」
- 「あしからずご了承ください」
- 「あしからずご容赦ください」
- 「あしからず」を文末に使うのは失礼
- 類語:「申し訳ございませんが」「恐縮でございますが」「何卒」「どうか」
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いたします
- 「よろしくお願いいたします」
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いたしました
- 「いたしました」の尊敬語は「なさった」
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いらっしゃいますか
- 「〇〇部長様はいらっしゃいますか?」
- 「〇〇課の〇〇さんはいらっしゃいますか?」
- 返答は「おります」か「あいにく席を外しております」
- 「恐れ入りますが、〇〇様でいらっしゃいますか」
- 「失礼ですが、〇〇様でいらっしゃいますか」
- 「明日は終日社内にいらっしゃいますか」
- 「何時頃いらっしゃいますか」
- 「いらっしゃいませんでしょうか」は避けたい表現
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おかれましては
- 「おかれましては」は「関しては」を丁寧にした表現
- 「皆様/貴社におかれましてはますますご活躍/ご盛栄/ご健勝のことと、お喜び申し上げます」
- 「お客様におかれましては、ご不便をおかけし誠に申し訳ございません」
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お越しいただき
- 「お越しいただきありがとうございました」
- 「お忙しい中お越しいただき」
- 類語:「ご足労いただき」
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お悔やみ申し上げます
- 「心よりお悔やみ申し上げます」
- 「謹んでお悔やみ申し上げます」
- 類語:「ご冥福をお祈りします」
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お含みおきください
- 意味は「事情などを理解する」「ある出来事を心の中に留めておく」
- 書き言葉
- 「諸事情をご理解の上、お含みおきくださいますようお願い申しあげます」
- 「月曜から出張のため2週間ほど不在になりますことをお含みおきくださいませ」
- 類語:「ご承知おきください」「お留めおきください」
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お願いいたします
- 「どうぞよろしくお願いします」
- 「ご対応お願いいたします」
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お願い申し上げます
- 「ご検討のほど何卒お願い申し上げます」
- 「ご査収のほどお願い申し上げます」
- 「お取り計らいのほど宜しくお願い申し上げます」
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お願いしたく存じます
- 意味は「お願いしたいと思います」
- 「次週開催予定の全体会議につきまして、至急議題の確認をお願いしたく存じます」
- 「連休中はお問い合わせに対応できませんが、なにとぞご容赦願いたく存じます」
- 「弊社では責任を負いかねますので、各自ご注意をお願いしたく存じます」
- 「お手数ですが、エントリーシートへのご記名をお願いしたく存じます」
- 「たいへん恐縮ですが、ご返送のほどお願いしたく存じます」
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お祈り申し上げます
- 「○○様のご健勝をお祈り申し上げます」
- 「○○様におかれましても今後のご活躍をお祈り申し上げます」(不採用通知)
- 「ご冥福をお祈り申し上げます」(故人に対して)
- 「末筆ながら、○○様のご多幸を心よりお祈り申し上げます」
- 「益々寒さも厳しくなってくるこの季節、皆さんのご健康をお祈り申し上げます」
- 「最後に、お体には十分ご留意くださいますようお祈り申し上げます」
- 「貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます」
- 「大変お忙しいかと存じますが、新事業の成功をお祈り申し上げます」
- 「今後益々の御社のご繁栄と皆様のご健勝をお祈り申し上げます」
- 類語:「祈念する」
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お許しください
- 「本日はお休みにもかかわらずご連絡をする無礼をお許しください」
- 「お忙しい時間に連絡を差し上げてお許しください」
- 類語:「大変/本当に/誠に申し訳ありませんでした」
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お伺いします
- 意味は「聞く/問う/尋ねる/訪れる」の謙譲語
- 「明日の午後2時ごろそちらにお伺いする予定です」
- 「明日、お伺いしてもよろしいでしょうか」
- 「お伺いいたします」や「お伺いさせていただきます」は二重敬語
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お手を煩わせる
- 「お手を煩わせて申し訳ありません」
- 「お手を煩わせてしまって申し訳ありません」
- 「お手を煩わせることになるかもしれませんが」
- 「お心を煩わせてしまい申し訳ありません」
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お手数おかけします
- 「お手数をおかけして恐縮ですが、何卒ご容赦のほどよろしくお願いいたします」
- 「お手数をおかけしますが、ご確認いただけますでしょうか」
- 「お手数おかけして申し訳ありません」
- 「私用なお願い事で、何かとお手数おかけしました」
- 「お忙しいところ、お手数おかけします」
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お世話になりました
- メールの書き出しに「お世話になっております」
- (初めてのメールなら「初めてメール/ご連絡を送らせていただきます」)
- 別れの挨拶に「大変お世話になりました」
- 以前取引のあった相手に「その節はお世話になりました」
- 電話で名乗る前後に「いつもお世話になっています」
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お待ちください
- 「もうしばらくお待ちください」
- 「少々お待ちくださいますよう、お願い申し上げます」
- 類語:「お時間いただきたく存じます」
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お待ちしております
- 「心よりお待ちしております」
- 「ご連絡お待ちしております」
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お知らせください
- 「お知らせくださいますよう、お願い申し上げます」
- 「お知らせいただきますと、幸いに思います」
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お忙しいところ恐縮ですが
- 「お忙しいところ恐縮ですがご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」
- 「お忙しいところ恐縮ですが、ご査収くださいますようお願い申し上げます」
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お忙しい中
- 「お忙しい中にもかかわらず、ご足労いただきありがとうございました」
- 「お忙しい中お時間いただき」
- 「お忙しい中お手数おかけしました」
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お目汚し
- 意味は「見苦しいものを見せる」
- 「お目汚し失礼しました」
- 「お目汚しでございますが、ぜひご覧ください」
- 「お目汚しかとは思いますが、企画書を作りました」
- 「お目汚し失礼いたします。拙いものですが、お楽しみいただければ幸いです」
- 類語:「お耳汚し」
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お目通し
- 書き言葉
- 「議事録の準備ができましたので、お目通しいただけますでしょうか」
- 「案内状を作成しましたので、お目通しのほど宜しくお願いいたします」
- 「営業部からの報告書についてお目通し願います」
- 類語:「ご一読」「ご高覧」「ご確認」
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承知しました
- 意味は「理解する」や「引き受ける」
- 「承知いたしました」は二重敬語ではない
- 「ご承知のこととは存じておりますが」
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かしこまりました
- 意味は「相手の指示を受け入れる」
- 「かしこまりました。当日はよろしくお願いいたします」
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ご愛顧(ごあいこ)
- 意味は「日頃から気に掛けてくださって、本当にありがとうございます」
- 「旧年中は格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございました」
- 「皆様の日頃のご愛顧に感謝の意味を込めまして、」
- 「皆様方には平素よりのご愛顧誠にありがとうございます」
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ご依頼
- 件名に「お見積もりのご依頼」
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ご一考
- 「先日の件について、ご一考いただけますようお願いいたします」
- 「商品価格の件について、ご一考いただきたく存じます」
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ご一読
- 「詳しくはこちらのサイトをご一読くださいますようお願い申し上げます」
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ご一報
- 「こちらのメールをご覧になりましたら、ご一報いただきますようお願いいたします」
- 「ご一報くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします」
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ご確認のほど
- 「ご確認のほどよろしくお願いいたします」
- 「ご確認のほどいかがでしょうか」(確認の催促)
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ご教示
- 「ご教示の程お願いいたします」
- 「ご教示くださいますようお願いいたします」
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お疲れ様とご苦労様
- 「ご苦労様」も「お疲れ様」もねぎらいの言葉
- 「ご苦労様」は目上から目下にかける言葉
- 「お疲れ様」は挨拶などでも使われるが、社外には使えない
- 「お疲れ様」も目上には失礼になる場合がある
- (先に退社するときは「お先に失礼します」など、「お疲れ様」のひと言で簡単に済ませない)
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ご査収ください
- 意味は「よく確認し、理解した上で受け取ってください」
- 「ご査収のほどよろしくお願いいたします」
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ご指導ご鞭撻
- 意味は「謙虚に教えを乞う」
- 「ご指導ご鞭撻賜りますよろしくお願いいたします」
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ご承知おきください
- 意味は「知っておいてください」
- 上司には「お含みおきください」を使う
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ご多忙
- 「ご多忙のところ申し訳ありませんが」
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ご対応
- 「ご対応いたします」
- 「対応させていただきます」
- 「急な申し出にも関わらず、早速のご対応ありがとうございます」
- 「先日はお忙しい中ご対応いただきありがとうございます」
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ご担当者様
- 「御担当者様」でも問題ない
- 部署名が分かる際は部署名もつける:「○○株式会社 営業部 ご担当者様」
- 担当者が複数名いる際は「各位」をつける:「ご担当者各位」
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ご不便をおかけしますが
- 「お客様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします」
- 「ただいまの時間アクセスが集中しております。ご不便をおかけしますが、時間をおいて再度ログインしてください」
- 「この度は弊社の不手際でご不便をおかけし、申し訳ございません」
- 「復旧の目処は立っておりません。ご不便をおかけしており、誠に申し訳ございません」
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つきましては
- 意味は「〜については」または「そこで」
- 「その件につきましてはただいま調査中です」
- 「福利厚生の向上を目指しております。つきましては、ぜひ簡単なアンケートにご協力いただきたく存じます」
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できかねます
- 「今回のご要望については、あいにく私どもではお引き受けができかねます」
- 「大変申し訳ございませんが、お値下げはできかねますので何卒ご了承くださいませ」
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まずは
- 「まずはご報告まで」「まずはご連絡まで」
- 上のフレーズの後に「詳細は追ってお伝えいたします」など改めて連絡することを伝える一文を入れる
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下記のとおり
- 「下記の通り」でも問題ない
- 「記書き」とは「記」と「以上」で内容を挟むこと
- 中央寄せで「記」
- 箇条書きで内容を書く
- 右寄せで「以上」
- 文例
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関係者各位
- 「関係各位の皆様」
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希望に沿う
- 「出来る限り依頼主の希望の沿う形で進めて行きたい」
- 「ご希望に沿うことができず、心苦しい限りです」
- 「予算の関係でご希望に沿うことができませんでしたが、」
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帰社
- 「本日○○は出張に出ており、帰社予定は17時となっております」
- 「○○様は、本日何時にお戻りのご予定でしょうか」
- 「○○部長は、本日お帰りのご予定はありますか?」
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拝啓と敬具
- メールでは拝啓の代わりに「お世話になっております」
- メールでは敬具の代わりに「よろしくお願いいたします」
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差し支えなければ
- 「○○について、差し支えなければご教示のほどよろしくお願い致します」
- 「差し支えなければお伺いしてもよろしいでしょうか」
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催促
- 「何か行き違いがあったのではと、ご連絡させていただいております」
- 「大変恐縮ですが、ご確認いただけましたら幸甚です」
- 「すでにご返信いただいておりましたら、申し訳ありません」
- 「ご事情などがあれば、ご連絡いただければ幸いです」
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参加させていただきます
- 「是非参加させていただきます」
- 「喜んで参加させていただきます」
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至らない点
- 「至らない点もあるかと思いますが、よろしくお願いします」
- 「至らない点は多々ありますが、その都度皆様に助けられています」
- 「至らない点もありますが、精一杯努めさせていただきます」
- 類語:「若輩者」
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承りました
- 意味は「聞く」「引き受ける」「もらう」の3つある
- 「〇月〇日にご予約を承りました」
- 「お客様のご要望を承りましたので、担当者に伝えておきます」
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承知しました
- 意味は「内容を理解する」と「お引き受けする」の2つある
- 「納期変更の件、承知しました」
- 「10個追加納品、承知いたしました」
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申し訳ありません
- 「大変申し訳なく、お詫びの言葉もございません」
- 「お返事が遅くなりまして、誠に申し訳ございません」
- 「誠に申し訳なく、心よりお詫びいたします」
- 「とても心苦しく、申し訳なく存じます」
- 「この度は多大なご迷惑をおかけし、心から申し訳なく深くお詫び申し上げます」
- 「この度は私共のご案内に不手際があり、誠に申し訳ございませんでした」
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存じます
- 意味は「思う」「知る」の謙譲語
- 「〜いただければと存じます」
- 「繁忙期に入りお忙しいことと存じますが、何卒よろしくお願い致します」
- 「存じておりません」(分からない・知らない)
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存じ上げる
- 意味は「知る + 人に対する敬意」
- 対象は人
- 「〇〇様のことは以前より存じ上げております」
- 「奥様は英語が得意でいらっしゃると存じ上げております」
- 「大変申し訳ないのですが、存じ上げておりません」
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努めてまいります
- 意味は「最大限努力をする」
- 「皆様の協力を得ながら与えられた任務に努めてまいります」
- 謝罪する場面で「今後このようなことが起こらないように努めてまいりますので、」
- 類語:「精進してまいります」「精霊してまいります」「尽力いたします」「身を入れてまいります」
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問題ございません
- 意味は「支障がない」や「大丈夫である」