SELinux がアクセスを拒否するとき、その拒否ログが audit.log に記録されない場合があります。 SELinuxのアクセス拒否で監査ログが埋まらないようにするためです。 ログが読みやすくなるメリットもありますが、トラブルシューティング時は調査が困難になるデメリットもあります。
サイレント拒否の無効化
一時的に dontaudit ルールを無効にし、すべての拒否をログに記録できるようにするには、semodule -DB
コマンドを実行します。
サイレント拒否を無効化 (-D) して、ポリシーを再構築 (-B) するコマンド:
~]# semodule -DB
サイレント拒否の有効化
逆に、dontaudit ルールを有効にして、重要ではないアクセス拒否のログを記録しないようにするには、semodule -B
コマンドを実行します。
サイレント拒否を有効化して、ポリシーを再構築 (-B) するコマンド:
~]# semodule -B
以上です。